受付年月 | 2023年11月 |
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要望区 | 全市 |
事業名 | 市長陳情 |
内容分類 | 福祉 > 生活保護・援護対策 > 援護対策 |
対応区分 | 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等) |
横浜市内の鉄道駅周辺、公園、スタジアム周辺等では、以前から、継続的に路上生活を送る人々が一定数います。その人達は、必ずしも「安定した雇用の確保、職業能力の開発等による就業機会の確保、住宅への入居の支援等による安定した居住場所の確保(ホームレス自立支援法第3条1項1号)」により「自立させ」(同法同項同号)られることを望んでいないかのように見受けられますが、そのような意思と生活状況で暮らしている者も、その状況のままで「健康で文化的な最低限度の生活を営む」(日本国憲法第25条)権利を有することは言うまでもないことです。
(ア) 市には、関内駅周辺、横浜スタジアム周辺、横浜公園において、路上生活者に対して実施された相談及び指導の数と内容(令和4年10月から令和5年9月まで)について報告してください。
(イ) 市には、関内駅周辺、横浜スタジアム周辺、横浜公園において、路上生活者に対して実施された保健、医療確保の実績(令和4年10月から令和5年9月まで)について報告してください。
(ウ) 市には、関内駅周辺、横浜スタジアム周辺、横浜公園、及びその他の場所において路上生活者に対して、一方的に退去を強制するなどして、その人たちが自らの意思で選択している生活の場を奪うことがないようにしてください。
(ア) 巡回相談や夜間街頭相談を通じ、路上生活者の個々の状況に応じた生活相談を実施しています。また、巡回相談では、定期的に看護師が同行し、健康相談や血圧測定等を実施しています。巡回相談や夜間街頭相談の実績は、次のとおりです。
○相談総件数:延1,316件(うち中区夜間街頭相談442件、西区夜間街頭相談142件)
○「はまかぜ」入所:22件(うち中区夜間街頭相談3件、西区夜間街頭相談2件)
○生活保護申請:11件(うち居所確保10件、入院1件)
(イ) 無料低額診療事業による医療確保のほか、生活保護制度における医療扶助の適用、医療専門職による巡回相談等の支援を実施しています。
(ウ) 従来から本市では、ホームレスの状態にある方に対して、強制的な排除や撤去は行っていません。強制的な排除は問題の根本的な解決には至らないと考えています。これまで同様に、今後も丁寧に対応していきます。
健康福祉局生活福祉部生活支援課
電話:045-671-2425 FAX:045-664-0403
Email:kf-seikatsushien@city.yokohama.jp
2024年3月18日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。